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WORK STYLE 仕事を知る
採用担当者からのメッセージ 「お客様の問題を解決することが、私たちの提案です」。 1989年入社 株式会社HAMAYA マーケティング部 部長 上山淳

採用、人事、教育まで担当し、まさに浜屋カラーを築いてきた山上部長。理想の社員像とはどんな人なのか、ここに描きます。

採用の決め手は、その人からにじみ出る共感力。

 ハマヤグループが求める人材は、『共感力』がある人。特殊な技能や資格の有無は関係ないんです。
世の中がどんどん変化していく中で、どんな変化にも向き合い、乗り越えていける人、変化を楽しめる人、というのがまずは大事。必ずしもいい変化ばかりではないですから、どうしても「自分はちゃんとやってるのに」とか、「あの人がミスしたから」とか、「あのお客さんはわがままだから」とか、言い訳をしがちになります。ですが、そうではなく、現状を認めることが出来、ではどうしたら自分が存在感を出してお客様のために仕事をしていけるのか考えられることが、共感力なんです。
 共感力は、仕事の能力や技能が身についていくことで高まるものですが、興味を持って自分から働きかけようという気持ちがベースにある人でないとなかなか育たないものですので、採用するときには、その部分を重視します。
 新卒なのか、中途採用なのかは問いません。今まではほとんどが新卒でしたが、お客様のニードが多様化する中で、今持っている技術を活用できる中途社員も、今後は必要となってくるでしょうから。
 私たちの教育方針は、まずは会社の経営理念をしっかり教えて、他社と自社の根本の違いを理解してもらうことからスタートします。
 ハマヤグループの経営理念は、『豊かな住環境をつくる住宅関連産業を通じて社会への貢献を考える』。これは、永遠に追い求めていく大きなテーマですが、それを達成させるための行動規準が2つあります。ここではあえて「規準」と書きますが、ある設定値を設けてプラスマイナスをはかる「基準」ではなく、マイナスは基本的になくて、よりいいものを求めていくという考え方から「規準」なんです。
 一つ目は、『五常の精神』。これは、誠意と熱意、親切な心と謙虚な心、感謝の心を常に持って、お客様に接しようという心構え。二つ目は『提案する浜屋ガラス』。積極的に提案することなんですが、提案の中身は、「商品を売る」ということではないんです。商品はあくまでも最後の目的であって、お客様の問題を解決するのが、私たちがいう提案。病気といっしょで、「なんか具合が良くないな」というところに気づき、お客様と問題意識を共有して、解決するための方策を考え、それを実践するための商品はこれですよ、とアプローチをするんですね。
数値目標だけではなく、行動目標を達成できる人に。

 社員にとって弊社は、一言でいうと「厳しく楽しい」ところ。商売は甘くないものだから、計画を立てることが重要。会社の方針に従って、ベテランはベテランなりに、若手は若手なりに、新人は新人なりに自分の考え方でまず計画を立てる。そして、売上や利益といった結果の数値だけではなく、そのプロセスがどうだったのか、行動のレベルを数値化する。
 例えば、100万円の売上目標を立てたときに、お客様にどういう提案を何回すれば、この売上が望めるだろうと考える。それが行動目標になるんです。行動できたか、できないか。できていなければ、当然その売上数値は達成できないと考えるわけです。行動できていても売上に達しなかったときは、その行動内容を検証する。提案数が足りなかったのか、行動の中身自体が悪かったのか。上司や先輩と相談して、何度でもやり直します。
 だから、計画通りに行動できない人には、居心地の悪い会社なのかもしれません。私たちには、目標はあるけれど、ノルマは一切ない。ノルマというと、上からの指示を受けて働くから、なぜそう働いているのかがわからないし、出来映えも自分では評価しづらい。目標だったら、それを達成するために、「私はこのルートで行こう」と、自分で立てた計画に責任を負うことができる。即ちこれが「目標による管理」であり、そこにやりがいを見出せるんですね。
浜屋が人を育て、人が浜屋を育てる。

 私自身は、新卒で入社してからずっと営業担当者でした。色々なお客様と接しながら、時には怒られながら、試行錯誤を繰り返してきました。
 よく学生さんから「山上さんが営業をしていていちばん良かったことと、悪かったことはなんですか?」と聞かれるんですが、そこでお話させていただくエピソードは、どちらも同じお客様で起きたことでした。
 1つ目は私がまだ知識が足りなかった若いころのことです。失敗続きで迷惑をかけていたお客様が、私の上司に「担当営業を山上から他の人に変えて欲しい」と言ったらしいんです。そのときに、上司は「もう1ヶ月だけ様子をみてやってほしい」とお話していただいたそうなんですが、私は状況を好転させることが出来ませんでした。約束の1ヶ月が経ったときに、私は、その上司に呼ばれて「担当を変えるよ」と言われました。そして、そののち、実はそういう約束をしていたということを聞かされて。お客様と上司が直接やりとりしていたことが、本当にショックでした。しかしそれ以上に、過信していた自分がもう悔しくて情けなくて、それからはものすごく勉強をしましたね。
 2つ目は、この話の何年か後の話になるんですが、またそのお客様の担当をすることになったんです。初めは正直不安もありましたが、今度は、逆に色々な部分で頼りにしていただいたんです。遂には「ぜひ山上さんと一緒に仕事がしたいから、担当を変えちゃダメだよ」なんて言っていただいて。お客様から直接評価をいただいたことは、本当に嬉しかったですね。
 ハマヤグループは、こんな刺激があり、常にチャレンジ出来る職場です。みなさんも、ぜひ一緒に働いてみませんか。