ハマヤグループが求める人材は、『共感力』がある人。特殊な技能や資格の有無は関係ないんです。
世の中がどんどん変化していく中で、どんな変化にも向き合い、乗り越えていける人、変化を楽しめる人、というのがまずは大事。必ずしもいい変化ばかりではないですから、どうしても「自分はちゃんとやってるのに」とか、「あの人がミスしたから」とか、「あのお客さんはわがままだから」とか、言い訳をしがちになります。ですが、そうではなく、現状を認めることが出来、ではどうしたら自分が存在感を出してお客様のために仕事をしていけるのか考えられることが、共感力なんです。
共感力は、仕事の能力や技能が身についていくことで高まるものですが、興味を持って自分から働きかけようという気持ちがベースにある人でないとなかなか育たないものですので、採用するときには、その部分を重視します。
新卒なのか、中途採用なのかは問いません。今まではほとんどが新卒でしたが、お客様のニードが多様化する中で、今持っている技術を活用できる中途社員も、今後は必要となってくるでしょうから。
私たちの教育方針は、まずは会社の経営理念をしっかり教えて、他社と自社の根本の違いを理解してもらうことからスタートします。
ハマヤグループの経営理念は、『豊かな住環境をつくる住宅関連産業を通じて社会への貢献を考える』。これは、永遠に追い求めていく大きなテーマですが、それを達成させるための行動規準が2つあります。ここではあえて「規準」と書きますが、ある設定値を設けてプラスマイナスをはかる「基準」ではなく、マイナスは基本的になくて、よりいいものを求めていくという考え方から「規準」なんです。
一つ目は、『五常の精神』。これは、誠意と熱意、親切な心と謙虚な心、感謝の心を常に持って、お客様に接しようという心構え。二つ目は『提案する浜屋ガラス』。積極的に提案することなんですが、提案の中身は、「商品を売る」ということではないんです。商品はあくまでも最後の目的であって、お客様の問題を解決するのが、私たちがいう提案。病気といっしょで、「なんか具合が良くないな」というところに気づき、お客様と問題意識を共有して、解決するための方策を考え、それを実践するための商品はこれですよ、とアプローチをするんですね。